推し活の金額目安とは？月額・年間と内訳別の予算の立て方と節約術

こんにちは。OshiFundメディアです。

推し活の金額がどれくらいか、平均や相場、月額と年間の目安、学生や社会人や主婦の違い、内訳のグッズやチケットや遠征、ファンクラブやデジタル課金、さらにクレカ分割の注意点まで、気になるところですよね。私も家計と推し活のバランスは常にアップデートしています。

この記事では、推し活の金額はいくらが妥当か、月額や年間の平均、相場の考え方、年代や男女別の傾向、支出の内訳、予算の上限ラインや節約術まで、あなたが今日から実践できる形で整理します。平均や相場はあくまで参考ですが、現実的な数字と決め方のコツを押さえれば、無理なく楽しめます。

推し活の金額の平均と相場

出典：いらすとや

ここでは「いくらが普通？」を数字で掴み、相場から自分の適正値に落とす手順を解説します。私の基準は、まず相場を知り、次に家計の余剰から逆算し、最後にジャンル特性（現場の頻度や物販の濃さ）で微調整する流れです。

平均は「あなたが無理なく続けられる額」を探すための灯台みたいなもの。正解は人それぞれなので、数字はあくまで参考地図として使い倒しましょう。

月額と年間の平均目安

複数の調査を総合すると、推し活の年間支出は広いレンジに分布します。例えば、ある試算では推し活人口1人あたり年間約25万円（＝月換算約2.1万円）という推計がある一方、別調査では推し活実施者の年間平均が約8.6万円と控えめに出ています。さらに、月額では「1万円未満」が約7割程度という報告がある一方、「月1万円以上」の層が近年伸びています。

各調査で対象や定義が異なるため、相場は「層によって大きく分かれる」と理解しておくのが現実的です。ここ、誤解しやすいのですが、単独の平均値で自分を測ると「使いすぎかも…」や「少なすぎ？」と不安になりがち。

実際には、リアル現場の有無、オンライン中心か、箱推しか単推しか、家から会場までの距離などで大きく変わります。

私のおすすめは、相場の帯をざっくり把握したうえで、家計の「余剰」から逆算すること。まずは生活の固定費と貯蓄を確保し、残った可処分枠の中で「推し活」「交際費」「趣味その他」を分けます。

推し活は波が出やすいので、月次上限と年次のイベント積立をセットで作ると安定しやすいです。目安としては以下のレンジ感が扱いやすいですよ。

また、家計全体の消費支出の構造を知ると自分の上限を決めやすいです。公的統計の平均動向を地図として使うのはアリ。（出典：総務省統計局「家計調査」）平均はあくまで参考ですが、「家賃や食費など固定費→貯蓄→趣味」の順に配分する考え方はぶれません。

「家計を崩さない」が絶対条件。後述の上限ルールに沿って、可処分枠の中で収めればOK。数値は一般的な目安であり、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

年代別男女別の支出相場

出典：https://www.photo-ac.com/

年齢や性別で傾向差が出ます。若年層は「実施率」が高く、30代女性は平均支出がやや高めに出やすい一方、シニア男性は低めという流れがよく見られます。理由はシンプルで、現場参加のしやすさ（時間・体力）や可処分所得、ジャンルの好み、周囲の友人・コミュニティの有無が効くから。

SNSでの交流が盛んな層は、グッズやデジタル課金の「小さな購入」が積み上がりやすいのも特徴です。とはいえ、金額＝愛の大きさではないのが大事なポイント。時間の使い方や創作での応援も立派な推し活ですよね。

使い方の癖も年代で違います。10〜20代はガチャやデジタル課金の比率が高く、30〜40代はチケット・遠征の比重が増え、50代以降は「厳選して一回の満足度を高く」の傾向が出やすい印象です。

ここで大切なのは、自分の生活リズムと照らし合わせて「参加できる回数×平均単価」を意識すること。自分のスタイルに合う目安に調整するのがコツです。仲間と比べすぎず、カレンダーと口座残高と相談して、マイペースにいきましょう。

内訳はグッズやチケット遠征

支出の大枠は以下の4本柱が中心です。比率はジャンルや時期で変動します。現場が多い月はチケットと遠征が跳ね、オフ月や在宅中心の人はグッズと配信がメインになりがち。あなたの「心が上がるポイント」にお金を寄せるのが満足度を高く保つコツです。

たとえば、ライブの高揚感が一番ならチケット最優先、ビジュアルコレクションが幸せならグッズ主体という感じ。どれが正解というより「何に払うと笑顔になれるか」を丁寧に観察してみてください。

• グッズ購入：CD・BD、アクスタ、アパレル、フィギュア、書籍など
• チケット・イベント：コンサート・舞台・現地イベントのチケット代
• 遠征費：交通費・宿泊費・現地の飲食やコラボカフェ利用
• デジタル課金・配信：アプリ課金、有料配信、メンバーシップ等

より実務的にいくなら、月の固定費（FC年会費の月割、サブスク、メンバーシップ）を先に置き、残りを「現場の数×平均単価」と「物販・課金の上限」に振り分けます。過去3カ月の明細から「一番満足度が高かった支出トップ3」を書き出し、そこへ比重を寄せると失敗が減ります。

逆に、「あまり使っていないグッズ保管用品」や「開封していない雑誌」があれば、次回は優先順位を下げる合図。満足度の見える化が、気持ちよく使って、ムダを減らす近道です。

学生社会人主婦の相場目安

家計背景に応じた「無理のないレンジ」を置くのが現実解です。学生や新社会人は収入が安定しづらいので、小さく始めて、半年に一度見直すくらいでちょうどいいかなと思います。

家庭を持つタイミングでは、世帯の優先度（住宅・教育・貯蓄）とのバランスが最重要。ここ、気持ちと数字がズレやすいので、カレンダーに「推し活費の棚卸し」を予定として入れておくと良いですよ。以下は一般的な目安なので、まずは生活と貯蓄を優先してから配分してください。

• 高校生・学生：月0〜5,000円（バイト・お小遣いの範囲）。遠征は年1回などイベント単発で
• 大学生：月3,000〜10,000円。テスト期間や長期休暇に波をつくると安全
• 新社会人・独身：月5,000〜20,000円。ボーナス月に現場を寄せ、通常月は抑える
• 独身フルタイム：月10,000〜30,000円。遠征を計画買いにして年36万円以内を意識
• 主婦・共働き：月3,000〜15,000円。家計共有なら年次上限を合意形成しておく
• 子育て期：月0〜10,000円。記念月を全力、通常月は固定費優先

加えて、家族の理解づくりも大事です。例えば「誕生月は推し費多め、他の月は控えめ」「年1回は遠征OK」など、ルールを一言で言える形に。可視化のコツは、予算を「封筒」や「サブ口座」で分けること。

物理的に分けると、つい使いすぎを防げます。数値はあくまで一般的な目安です。

最新調査で見る支出傾向

出典：https://www.photo-ac.com/

直近の傾向をまとめると、以下のポイントが見えてきます。物価高の影響で生活費は上がっていますが、推し活は「心の栄養」として優先順位が高く、支出を維持する人が多い印象です。現場が戻ってきたジャンルではチケット・遠征が増加し、オンライン中心のジャンルではメンバーシップや有料配信、アプリ課金が定着しています。

あなたも体感あるかもですが、「前は全部現地だったけど、今は配信で追いかける回もある」といったミックスが主流になりつつあります。

• 年間平均のブレが大きい：1人あたり年約25万円という大きめの推計もあれば、実施者平均で約8.6万円という控えめの結果もあり、裾野の広さと分布の広さが同時に存在
• 月1万円以上の層が拡大：直近では「1万円以上使う人」の比率が上昇傾向
• 若年層の実施率が高い：10〜30代の実施率が高く、30代女性の平均支出は相対的に高い傾向
• メンタル便益が強い：満足感・癒し・ストレス発散など非金銭的価値が高く、物価高でも継続意向が強い

だからこそ、結論はシンプル。自分の家計にフィットする上限を先に決めることが、最も再現性のあるコントロール法です。平均に合わせるのではなく、あなたの収入と生活に合わせる。これがぶれない軸になります。

あとは、その上限の中で「優先度の高い順に」配分するだけ。満足度の高い支出が増え、罪悪感は下がって、推し活はもっと楽しくなります。

推し活の金額を抑えるコツ

出典：https://www.photo-ac.com/

ここからは、楽しさは落とさず支出だけスマートに削る実践編です。固定費を軽くし、イベント月の山をコントロールすれば、満足度は落とさずに「予算内」を達成できます。

やることは難しくないです。仕組みを先に作って、毎月はスイッチをオンにするだけ。私もこのやり方で、遠征月でも家計がフラットに保てました。

予算と家計の上限ライン

私が推すのは「上限をルール化→中で最適化」の順です。まず「どこまで使っていいか」を先に決めると、迷いが減って衝動買いが落ち着きます。次の3ルールでだいたい破綻しません。

特に、手取りの5〜10%または余剰の30%以内は、イベントの波にも対応しやすい万能ライン。家計がカツカツな時期は5%に寄せ、余裕が出たら10%上限に広げるなど、体感に合わせて微調整していきましょう。

具体例：手取り22万円、固定費14万円、先取り貯蓄4.4万円なら、余剰は3.6万円。推し活上限は「手取り10%＝2.2万円」か「余剰の30%＝1.08万円」の小さい方＝1.08万円。この枠で年間計画を組むと、赤字化を防げます。

年間の大物（生誕・周年・フェス）は月900円の積立でも年1万円以上になるので、積み立ての力を侮らないでOK。さらに、交通・宿泊の早割とセットにするとブレを小さくできます。

赤字化の典型は「遠征の想定漏れ」。交通・宿泊は早割で1〜3割変わります。予定が出たら先に仮押さえ、難しければ代替案（配信視聴）を事前に用意しておくと安定します。最後は、月初に「今月の推し活予定」と「支払い予定表」を5分で確認。これだけで、支出の8割は整いますよ。

節約術グッズや遠征の工夫

グッズ編

• 事前に「推しグッズの必需・欲しい・見送り」の3分類でリスト化
• 通販は発売月に集中させて送料を合算最小化
• 保管・ディスプレイ用品は汎用品で代替。サイズ互換を確認
• フリマ活用は相場チェック＋真正品の見極めを徹底

チケット・遠征編

• 平日公演・昼公演の選択、LCC・新幹線の早割・学割の活用
• 宿はカプセル・ホステル・ビジホの早期予約。同行者で部屋割りシェア
• 現地の飲食・カフェは「予算封筒」方式で使い過ぎを防止
• 配信がある公演は現地との代替で費用対効果を比較

ポイント・積立編

• 推し専用のサブ口座・プリペイドで月次上限を物理管理
• 高還元デー・コード決済のクーポンを遠征日に合わせる
• 「推しファンド」積立で周年・生誕・大型フェスを平準化

小ワザとして、「写真を撮る→48時間寝かせる」も効果的。欲しかったものを画像だけ確保し、2日後に本当に欲しいか再確認。熱量が残っていたら買い、薄れていたらスクショで満足。これだけで衝動買いはかなり減ります。

グッズはあなたの毎日を彩るためのもの。収納スペースと気持ちのスペース、どちらも大切にいきましょう。

クレカ分割の注意点

分割はキャッシュフローを整える道具ですが、手数料次第で総額が大きく膨らみます。例えば5万円を年15%相当の手数料水準で12回なら、手数料だけで約4,000円規模。これは「もう一つチケットが買えたかも」くらいの差です。だから、「無料分割」以外は原則避けるのが安全です。

無料回数やキャンペーンの時だけ使い、通常時は一括（デビットやプリペイド含む）で。どうしても分割なら、完済までのカレンダーに支払いを全て書き込んで、毎月の可視化を徹底しましょう。

• 分割するなら「手数料無料回数」だけを使用。ボーナス払いも総額と日程を可視化
• リボ払いは実質金利が高く、残高管理が難しいため非推奨
• 後払いサービスは利用上限を低く設定し、即時返済前提で
• 限度額をあえて低く・通知をONにし、支払い予定表を月初に作成

もし過去のリボ残高があるなら、繰り上げ返済で利息を止めるのが第一。返済計画を紙に書くと、ストレスが少し軽くなります。精神的な負担が小さくなると、推し活も前向きに楽しめますよ。

ファンクラブ年会費の見直し

出典：いらすとや

年会費は「当選確率・特典・更新タイミング」で投資判断を。複数所属する場合は毎年リバランスでOKです。たとえば、昨年はAの公演が多くBは活動控えめだったなら、今年はAの継続優先でBは一度停止…など、柔軟に。その際、感情は大事にしつつも、数字のメモを残すと冷静に判断できます。

• 直近1年の当選実績と満足度を点数化（例：当選×重み＋特典満足度）
• 活動頻度（公演・配信・企画）と自分の参加率を照合
• 更新月の3カ月前に「継続／停止」判定。自動更新の見直し
• 家族・パートナーとの合意形成。世帯の年間上限の中で優先順位を明確化

さらに、FC特典を最大化する工夫も有効です。会報や配信のアーカイブ視聴を「週○曜の夜」などに固定すると、活用度がぐっと上がります。抽選の応募スケジュールはカレンダーに登録し、締切ミスをゼロに。あなたが使い切れる特典が多いFCが「良いFC」です。

推し活の金額と適正予算まとめ

推し活の金額は、相場を見ると「月3,000〜3万円」が大きなボリュームゾーンで、現場や遠征の多い人はそれ以上に振れます。

最重要は、手取りの5〜10%または余剰の30%以内という上限ルールで家計を守ること。イベント月は年次積立で平準化、チケット・遠征は早割と代替の選択肢で柔軟に。平均は地図、あなたの家計は現場。迷ったら「上限→優先度→早割・積立」の順で整えましょう。

平均値は参考になりますが、あなたの最適解は家計・ジャンル・生活リズムで決まります。数値はあくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また最終的な判断は専門家にご相談ください。

今日できる一歩は、小さくてOK。推し専用のサブ口座をつくる、月次上限をメモに書く、次の現場の移動費を早割で押さえる。この3つだけで、推し活の安心感はグッと増します。